こんにちは。Cellvioです。
新型コロナウィルスに対して「アビガン」が有効とのニュースを見て光明が見えだしたのが何よりです。発症から重症化が早いこのウィルスは残酷極まりないものです。
みなさんは死にかけた事とか死を覚悟した事あります?
人生色々、人に歴史ありとは言いますが、平々凡々で何も無かったと嘆く人生を過ごせた方はそれはそれで幸せな事だったと思います。
ある日突然「あなた癌です」なんて言われたら凹みますよね。30分くらい。
20代半ばで体に違和感を感じてネットで症状調べて「まさかね」と思って病院行ったら「明日手術しますねー。家族の方呼んでくださいねー。説明しますからー」とお医者様。
「待ってココロの準備が」感半端無かったです。
ピアスの穴も開けた事無いこのカラダにメス入れるなんて嫌だ~と思ってましたが、親父に「何で癌になったんだ!!この家はどーなる!?」と罵声浴びさせられた方が嫌すぎでした。癌になりたくてなった訳ではないのにこの仕打ち。人間性ってこーゆー時に出るもんだなと学びました。
ひとしきり凹んだ後、気持ち切り替えて「まぁ、治療をやるだけやって死のうかな」「今まで充分遊んできたし」と思い、気が楽になりましたし、何かやる事見つけて気を紛らわすようにしてました。
癌って、死ぬまでの準備をくれる病気なんですよね。
事故や急性で亡くなる方はそんな時間を与えられる事無く、逝く方も遺される方も残酷な現実を残してしまう。
だからやり残した事が無いように時間を貰う。
借りっぱなしだったCDとか返しに行って挨拶していく。
身の回りの物を処分する。
何も残さず、ヒトという生き物のエラーパターンの一つだったんだなと考える。
でも、ゲーム感覚でクリアして行こう。自分がどこまで出来るのかやってみよう。と謎なやる気が湧いてきて、長い入院生活に入りました。
「どんな名医でも、治る気の無い患者は治せない」なんて自分なりの言葉で自分を言い聞かせて「生き(る事)ネバギバ(Never give up)!」してました。
今では家族が出来て簡単に死ぬわけにはいかなくなりました。自分を、家族を守る為に何をしていけば良いのかをよく考えていかないと、新型コロナウィルスのような何をしようにも時間をくれない事態が降りかかった時に悔しいだけです。
それぞれの人生。最高の生き方を。